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柄山祐希展

記事ID:0009920 更新日:2024年4月25日更新

自然へのまなざし-柄山祐希の植物図

自然へのまなざしチラシ(表)自然へのまなざしチラシ(裏)

70年にわたって地域で野草の研究を続けてきた、植物研究者・柄山祐希氏が手がけた植物図200点を展示します。

作家紹介

柄山 祐希(からやま ゆうき)

1925年長野県生まれ。東京第二師範学校卒業。長野県内の小学校在職中に植物研究に関心を持ち、東京都立大学牧野標本館に内地留学後、上伊那郡内を中心に地域の野草を観察し、標本製作と植物図を手がけてきた。標本数千点に及び、全点を信州大学に寄贈。『上伊那誌 自然編』(1962年)、『長野県植物誌』(1998年)を共同執筆。長野県植物研究会に属し、長野県自然観察インストラクターを務めた。伊那公民館野草講座の講師を長年担当し、野草の魅力と観察の面白さを伝えてきた。地域紙「長野日報」や俳句誌『みすず』などに植物図と親しみやすい解説を長く連載。伊那市在住。

展示内容

柄山祐希氏は、路傍の野草の数々に目を向け、標本の製作と細部にわたる観察による植物図を手がけてきました。特に、飾り気のないイネ科の植物に目を留め、一つひとつの特徴と魅力を余すところなく紹介。微細な部分を丸ペンや色鉛筆で丹念に描写したそれらの図は高い学術性を持つと同時に、私たちが気づかなかったミクロな世界と植物の生き生きとした姿を魅力的に伝えています。長年にわたって学校教育に就き、おだやかな眼差しを周囲の自然へ注ぎながら、地域の人々と親しく接して、植物と自然への思いを広く語ってきました。柄山氏のそうした姿勢に共感するとともに、身近な自然に目を向け、その多様な魅力を感じ取り、自然と人間との新たな共生を考える機会としていただければ幸いです。

期間

5月18日(土曜日)から6月16日(日曜日)

ワークショップ 植物の型押しプレートを作ろう(全2回)

アンフォルメル中川村美術館周囲のミュゼの道を歩きながら植物を観察し、気に入った野草を土粘土に型押しして、飾り用のプレートを作ります。

第1回 5月19日(日曜日) 午前10時から12時 【小・中学生対象】
            申込締切…5月17日(金曜日)
第2回 5月26日(日曜日) 午前10時から12時 【高校生以上一般対象】
     申込締切…5月24日(金曜日)

・各回10名(先着順)
・参加費…小・中学生・高校生/500円、一般/800円(入館料を含む)

※作品は乾燥後に窯で焼き上げてお渡しします。(およそ2週間後)
※小学校低学年の参加には保護者の同伴をお願いします。

自然へのまなざしチラシ(表) [PDFファイル/6.01MB]
自然へのまなざしチラシ(裏) [PDFファイル/3.65MB]

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