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《村長への手紙》「自治会情報の公開の件について」

記事ID:0009252 更新日:2023年9月13日更新

 以下の手紙を受け付けました。
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受付日 : 令和5年11月16日(木曜日)
公開可否 : 公開可
返信の必要 : 必要
氏名掲載: 掲載不可
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 自治会情報の公開の件について」

 中川村では村の人口減少等で移住者を増やす施策でいろいろとご苦労されていると思います。
 私どもも、20年くらい前に移住してきた移住組なのですが、この場所を選んだのは父の出身が飯田であり、地域の習慣等に関して知識があったため、伊那谷への移住となったわけですが、移住地を決めた20数年前にはインターネットもまだ十分に普及していなくて、「田舎暮らしの本」等の季刊誌くらいしか情報がありませんでした。
 これらの雑誌は物件情報はあるものの、実際にその地域で生活していくための情報はほとんどなく、物件情報の地域の市町村に問い合わせろといった記述ばかりだったと思います。
 時は過ぎ現在ではインターネット等で情報を調べることが容易になり、移住者もYou tube等で情報を発信している方も多く見受けられます。私はそういう方々とのネットワークの中で、さまざまな移住希望者の意識を知ることができました。移住を検討している方々が困っている事は地元の自治会の情報がないことです。自治会がどのような活動をし、会費がいくらぐらいかかるのか等を公開しているところが極めて少ないことです。
 長野県内においては軽井沢や長和町等の別荘地を抱える地域では一部の自治会費を公開している所があり、移住者が増加している地域もあると聞きます。
 移住を検討している方々にとっては物件そのものの面積や築年数、価格または近隣のインフラ状況などの情報が重要なのは言うまでもありませんが、昨今はその地域で暮らしていくための自治会情報も重要であるということが共通認識になってきていると思います。現在のところ中川村ではこれらの自治会情報がネット上に上がっているのを見ることが出来ないのが現状です。村として、村内各自治会の住人数、会費および大まかな共同作業の回数の情報をネット上で公開することはできないでしょうか?
 現在、都市部で生活されていて移住を検討される方々にとって、ネットで全国のさまざまな地域の情報を集めて移住先を検討していくというのは極めて当然であると考えられます。
 中川村は景色も良く、気温も暑すぎず、寒過ぎず、暮らしやすい場所だと思うのですが、ネット上に自治会情報がない現状に、このままでは移住を検討されている方々の移住先候補にも挙がってくれないのではないかと危惧しています。これらの情報は各自治会の協力がなければ情報を集める事もできないわけですが、各自治会の総代が集まる総代会では情報を集める事は可能かと思います。
 中川村役場のHP内にも自治会情報のページがあるようですが、今のところ出ている情報はなく、有効に活用されていないようです。移住検討者のためにも村内の各自治会の情報を出来る範囲で公開して欲しいと思います。

***************** 以下回答 *****************

「自治会情報の公開の件について」

 村長への手紙ありがとうございます。

 貴重なご提案をいただきありがとうございます。いただいたご提案について次のとおり回答します。

 地区(自治会)の地区費等の状況につきましては、総務課で取りまとめて、総代会において総代さん方による「地区運営に関する情報交換会」(地区運営の改善、移住定住者の受入等)の話し合いの資料として用いており、現在は公開をしていません。

 地区の情報については、村のホームページ等で公開は行ってはおらず、村に移住相談のあった方には、地区における地区費、作業等一般的な事項について説明を行い、移住がより具体的になってきた場合は、該当地区の総代さんにお繋ぎし、より具体的な内容の説明を行っていただいています。(移住定住を進めるための「地区活性化計画を策定」の地区につきましては、村への相談の段階で具体的な内容をお伝えしています。)

 ご提案のとおり、村ホームページ等で地区(自治会)の情報が掲載されていれば、移住先の検討に役立つものと考えますが、地区の情報の公開につきましては、地区の了承が必要ですので、総代会で地区情報の公開について投げかけ、総代の皆さんと検討を行いたいと思います。

 村としましても、移住定住は進めなければならない施策であり、今後も移住定住等に対して、ご提案がありましたらよろしくお願いします。

 今回は、貴重なご提案をいただきありがとうございました。

 

令和5年(2023)年11月27日

中川村役場総務課長   松村恵介

中川村役場地域政策課長 眞島 俊

 

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