ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 村長の部屋 > 《村長への手紙》子供たちの自己肯定感低下問題について

本文

《村長への手紙》子供たちの自己肯定感低下問題について

記事ID:0008518 更新日:2023年6月5日更新

 以下の手紙を受け付けました。
****************************************************
受付日 : 令和5年5月19日(金曜日)
公開可否 : 公開可
返信の必要 : 必要
氏名掲載:可
****************************************************

「子供たちの自己肯定感低下問題について」

 日々、中川村の発展のため、並々ならぬご尽力賜り深く感謝申し上げます。さて、今回は、広報を見ていて感じた事があり、筆を取らせていただきました。「子供たちの自己肯定感の低下」です。今後、小中一貫化を進めていくにもあたり、問題視されているようですね。この「自己肯定感の低下」について、今の子供たちの現状をどれくらい把握され、深刻さを感じられているでしょうか。それを知り「村」として具体的にどう取り組み、どう具体的に行動していこうと想われますか。最近では、この「自己肯定感の低下」の延長上に、村の閉鎖的環境化があるようです。その1つが嬬恋村です。嬬恋村では、「村役場への就職が一番良い」とされ、農家はキャベツを作っていれば良いと新たな事を始めようとしない。農家や家業を継ぐか、県外へ出るかの選択。これでは、村が活性化しない魅力もなくなる、村はどんどん衰退してしまう。じゃあどう行動に移していこうか。という事で、外部講師を招いて、「嬬恋村活性プロジェクト」という新たな行動を起こし始めました。中川村も、保守的、閉鎖的にならないためにも、より、具体化し、行動を起こしていくことが必要なのではないでしょうか。口で言うのは簡単です。あとは、行動しないと何も変わらないと私は想うのです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

***************** 以下回答 *****************

子供たちの自己肯定感低下問題について(回答)

​ このたびは貴重な意見をお寄せいただき、ありがとうございます。いただいたご提案について回答いたします。
 まず、子どもたちの自己肯定感の低下についてですが、小・中学校のあり方検討委員会で実施した関係者ヒアリングや村民アンケートの結果、全国学力・学習状況調査の結果から、村の児童・生徒の課題の一つとして「自主性・自己肯定感の低さ」が見えてきました。あり方検討委員会の答申では、他の課題も含めた課題解決に向け、これからの中川村小・中学校の教育が目指す姿は「自ら考え、判断し、行動して、人生を開拓していく力を育む」と考えられるとしています。目指す姿の実現に向けた具体的な検討はこれからとなりますが、より良い教育環境、魅力ある中川村の教育を目指し、広く皆さんと一緒に学習、意見交換をしながら、進めていきたいと考えております。
 次に、閉鎖的環境化についてですが、村では令和2年に策定しました中川村第6次総合計画において「悠久の歴史の中に人と文化が息づき郷土愛を育む“なかがわ”」を定め、郷土愛の醸成やふるさとへの愛着を育む取組を進めています。
 また、上伊那8市町村の産学官組織が構成団体となる「郷土愛プロジェクト」へ参画し、地域で育まれた子どもたちが、社会的に自立し、地域を愛するとともに誇りを持てるような次世代育成活動を広域的に展開しています。
 未来を担う人材を育成するため、よりよい教育環境の整備、郷土への愛着と誇りの醸成について、ご提案も参考とさせていただきながら、今後のむらづくりについて検討してまいります。

 

令和5年(2023年)6月5日             

中川村教育委員会教育次長    上山公丘 

中川村役場地域政策課長     眞島 俊 

みなさんの声をお聞かせください

お求めの情報が充分掲載されてましたでしょうか?
ページの構成や内容、表現は分りやすかったでしょうか?
この情報をすぐに見つけられましたか?