《村長への手紙》　文化祭に対する教育委員会の姿勢を問う

 以下の手紙を受け付けました。
****************************************************
受付日 ： 令和３年２月26日（金曜日）
公開可否　：　公開可
返信の必要 ：　有り
氏名の掲載 ：　掲載可　
****************************************************

文化祭に対する教育委員会の姿勢を問う

　２月17日の教育委員会開催「施設利用者会議」に出席して、文化祭の開催日が10月末であることを知り驚きました。例年は11月の第一土日に開催しているので、10月末は空いていると思い、あることで外部の人と日程を組んでいたので困りました。

　私たちは、生活の中で複数の団体に属していて、その団体には定期的な行事、会議、作業が例年ほぼ同じ時期におこなわれます。例えば農事組合の作業はこの日、地域の祭りはこの日、隣組の会議はこの日、サークルの外部団体との交流はこの日、といった具合です。実施日をパターン化することで、関係する団体の行事が重ならないようすることができ、内部、外部との調整準備を事前におこなうことができます。ですから、文化祭は例年通り11月初旬に実施されるものと思って計画を立てているので、突然なんの前触れもなく変えられるのは大変困るのです。文化祭に関係する人が大勢いるだけに影響は大きいと思います。事情があれば実施日を変えることもあるでしょう。理由があってのことと、その点については理解いたします。けれども今回、変えることについての情宣が全くありませんでした。変えるのであれば、どうしてそのことをもっと早く住民に知らせることをしなかったのでしょうか。知らせる手段はいくらでもあったはずです。施設利用者会議でも、開催日を変えたことの説明は一切なく、「文化施設利用予定表」を見て気がついた人が質問をして、そこに出席した人たちがようやく気がつく有様です。会議に出席した多くのサークルが文化祭にかかわっているにもかかわらずです。

　会議の司会進行者は質問を受けてから初めて変わっている事実を知らせ、その言い方はまるで事務的でした。どうやら担当者にはことの重大性が分かってないようです。会議の席で、ある団体の代表が、「文化祭に毎年出展しているが、他のことで外部と調整がすでにできていて実施日が重なってしまった」と訴えていましたが、どれだけ担当者の胸に届いていたか疑問に思いました。

　文化活動のことだけに限って言えば、教育委員会は単に施設を管理し、利用調整をするのが仕事ではなく、村民の文化活動を支援し、村の文化度を高めるのが本来の仕事であるはずです。この度の教育委員会のことの進め方は実に事務的で、文化祭を盛り上げようとしている人たちに寄り添う姿勢が全く無いように感じられました。

　私は、文化は目に見えるものではないけれど心豊かに人々が暮らす糧となるものだと思っているので、村で企画された演劇公演やコンサートなどが趣味に合わなくともチケットを購入するなど、村の文化活動にはできるだけ参加しようと思います。文化祭に参画するのもそんな思いからです。その思いは他の皆さん同じだろうと思います。今回の教育委員会のなされようは、文化祭を盛り上げたいと思う人たちに対する気遣いが全く感じられず、悲しく、残念に思いました。教育委員会は住民の文化活動を担っていることをもっと意識して、住民に寄り添った仕事をしてほしいと願っています。

　　　村長への手紙、ありがとうございます。次のとおり回答します。