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《村長への手紙》 古民家の保全について

記事ID:0001387 更新日:2020年1月17日更新

以下の手紙を受け付けました。
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受付日 : 平成29年12月15日(金曜日)
公開可否 : 公開可
返信の必要 : 有り 
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古民家の保全について
 中川村には築100年を超える古民家が点在しています。本棟造りやかやぶき屋根などなど…、伊那谷の農村の営みを形として表しているこれらの建物は、中川村の貴重な文化遺産であると思います。
 なぜかというと、維持費の問題から、とり壊されてしまうケースが多く、古民家はどんどん姿を消しているからです。
 現存する古民家の家主さんは、涙ぐましい想いと行動により、古民家を保全されてきました。それを後世につないでゆくということは、個人では本当に難しいことだと思いますし、中川村の文化を後世につなぐという観点からも、何らかの協力が村の方からあっても良いのでは、と思います。
 中川村の文化遺産を、維持・保全してゆくために、村としてどのような活動をされていますか? また計画されていますか?

***************** 以下回答 *****************
 村長への手紙読ませていただきました。
 古民家の保全に関しての「村の現関与」、「維持計画について」質問をいただきましたので、以下のとおり回答いたします。
 古民家保全についての村の関与と維持する計画について
 本棟造りや茅葺きの家など、村内には古い民家が残っていることは承知をしており、中川村誌編纂時に一部の家屋(8件)の調査を行っています。
 茅葺きの民家については、平成28年に文化財調査委員・教育委員で歴史民俗資料館学芸員とともに美里の谷村家住宅を見せていただきました。昔の一般的な農家の住宅であり一部改造もされているということから、文化財としての指定には至らないということでした。
茅葺きが見える民家は美里地区にもう1棟あり、他地区にもトタンで被っている家屋が数棟ありますが、それらの調査を行った経緯は不明です。
 個人の所有物であること、現に生活していること、また、改造が加えられていることなどの理由で、歴史ある建造物、「文化財」としての村の関与は今のところ考えておりません。
 しかし、NPO法人「日本で最も美しい村連合」に加盟する当村は、放置するとなくなってしまう「文化遺産」や「景観資産」を守り、後世に伝える観点から、保全し残すべき資産に対する何らかの支援を検討する必要性を感じています。
 まずは、所有者の方と話し、意向を踏まえてどのような方法が良いのか検討してまいりたいと考えています。
平成29年12月28日(木曜日)
中川村長 宮下健彦

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