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《村長への手紙》 お願いと提案について

記事ID:0001383 更新日:2020年1月17日更新

以下の手紙を受け付けました。
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受付日 : 平成29年10月18日(水曜日)
公開可否 : 公開可
返信の必要 : 有り 
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お願いと提案について

 毎日ご苦労様です。
 先の地区懇談会でも触れさせていただきましたが、改めてお願いと提案をさせていただきます。
1 石神公園の整備
 中川村は伊那谷のほぼ真ん中にあり、石神は村の真ん中に位置します。
 ここから眺める中央アルプス、蛇行する天竜川、河岸段丘、夜景は絶景と思います。中川村の素晴らしい景観をここで感じられます。
 私の係わる大草夢クラブでも3年前から草刈、景観を遮っていた木、竹等の整理を行っております。
 もう少し整備すれば素晴らしい公園になります。作業中、行き交う人は皆「ここはいい場所ですね」と声をかけてくれます。
 隣接する若干の民地の取得(買収、寄付)をして公園として整備していただきたい。景観良し、桜あり、
 「石神の松」 村の天然記念物
 「女神像」台座のみ 南向発電所の建設に係った電力王の福沢桃介の恋人、川上貞奴がモデル
 「行者様」の祠
 ここを「石神公園」として整備し、村内外に情報発信していただきたいと思います。大草夢クラブでも、継続して維持管理していく方針です。
2 養命酒の跡地利用
 養命酒造は歴史的文化遺産、この村が発祥の地であり、江戸時代からの歴史があります。寺社仏閣を除けば、この村にはこういったストーリーのあるものはありません。
 駒ヶ根市では、駒ヶ根工場がある関係で、養命酒と連携し薬草、生薬(クロモジ、イカリソウ、メハジキ)を特産品に育てたい、地域振興につなげたいと取組んでいます。
 薬用養命酒の高いブランド力を生かさない手はないと考えます。
 竜東線の改良工事(主要地方道伊那生田飯田線 飯沼~北組)で、改良の要望活動、調整を進めているということですが、道路計画が固まる前に動いていただきたいと切にお願いします。今動かないと大切なものが失われてしまいます。
 
 養命酒の倉庫、跡地を利用した都市との交流拠点作り
 地域内外の人たちが交流する場・機会を創出することにより、交流人口が増加し、移住定住に繋がると考えます。
 跡地(空き地)は生薬である「シャクヤク」等の花を栽培し、花を楽しんでいただき、根は生薬として販売する。
 倉庫は、古民家の整備の手法で行う。カフェ(大勢の人が気軽に集まれる空間)コンサート会場、ビジターセンター(自然保護センター)に特化する。
 村長は先の地区懇談会において「中川村交流センター」をチャオ周辺にという考えを示されましたが、この施設、土地も活用して欲しい。チャオ周辺と両立可能と思います。チャオ周辺は農産物の販売、観光案内を主たる役割とすればいいのかなあと思います。
 養命酒の活用では、土地、施設の取得は村で行い、運営は民間団体が行う方法も有りかなと思います。その方がいいかもしれません。
3 「美しい村」次の100年
 100年先を見つめた取組みをしていただきたい。
 フランス発の美しい村運動 イタリア発スローフード運動等小さな村からも世界に発信できる。
 官民で未来構想「中川グランドデザイン」をまとめ、例えば「日本一の農村公園の村」を宣言してしまってもいいのかなあと思います。中川村の強みを伸ばし、小さくともキラリ輝く村であり続けて欲しい。
 様々な施策、構想を進めたり、まとめるため「審議会」、「協議会」等々立ち上げれられますが、「40代までの若者の参加」を是非お願いしたい。何時も同じようなメンバーではなく、若者を議論に参加させ、育てて欲しい。
 村政の課題が山積するなか、気軽なお願い、提案で大変恐縮しています。ご検討をお願いします。
平成29年10月16日 沖町地区 桃沢孝之「大草地区活性化推進委員会」委員、「養命の里の仲間たち」主宰

***************** 以下回答 *****************

前略
 村長への手紙読ませていただきました。
 様々な視点からご提案いただいた3点について、以下のとおり回答いたします。
1 石神公園の整備について
 大草夢クラブの皆さんには、石神ミニパークの草刈、景色の見通しの妨げとなる樹木の伐採など大変お世話になっており厚くお礼申し上げます。
 主要地方道伊那生田飯田線、通称竜東線沿い「石神の松」付近にある石神ミニパークは、旧道跡地を利用して道路工事に併せて長野県に整備していただいた場所です。現在バスの停留所として利用されていますが、お手紙のとおり付近には、「石神の松」・「女神像の台座」・「行者様の祠」が点在し、文化的・景観的にも魅力ある場所であると認識しています。
 「石神を公園として整備して欲しい」という内容ですが、現在村において公園として拡張整備を進める計画はなく、また石神ミニパークは長野県の所有地であり、竜東線からのアプローチ等含めて協議が必要になります。
 また、公有地にしたらどうかと考えている土地については、場所をお聞かせください。
 今回のご提案につきましては、今後村の公園整備計画の見直しについて検討する機会があれば、参考にさせていただきます。ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
2 養命酒の跡地利用について
 ご案内のとおり、養命酒は村が発祥の地であり、慶長7年(江戸時代)に塩沢宋閑翁が旅老人から霊酒の製法を授かり、養命酒と命名され、大正12年に南向村大草北組に株式会社天竜館が設立されて以降の歴史があります。
 養命酒発祥の地(跡地)の利活用については、旧建物取壊しの際に村においても検討した経過があります。現在、土地及び建物については企業が所有するもので、当面、土地の貸付及び村へ管理を委託する考えはないとのことであり、現時点では村として活用を検討することは難しい状況です。
 今後、県道改良事業の計画がある中で、将来的な跡地利用や管理の方針等について、一度、所有する企業の考えを聞く機会が持てればと考えています。
3 「美しい村」次の100年について
 今年度、美しい村づくり運動に賛同して活動に取り組む村内の組織、団体及び連合会員等で組織する「美しい村」づくり協議会では、「日本で最も美しい村」づくり推進計画の策定を進めています。
 この計画は、ご指摘いただいたとおり、中川村の強みを活かし、小さくても輝く村であり続けることのできるよう、官民一体となり計画を策定し、推進を図ることを目的としています。
 また、ご意見いただいた協議会への若者の参画については、今後、協議会において検討を進めてまいりたいと考えています。
早々

平成29年12月1日(金曜日)
中川村長 宮下健彦

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