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ゆとり宣言

記事ID:0001190 更新日:2020年1月17日更新

 すべての国民が生活にゆとりを持ち、充実した自由な時間とうるおいのある生活を送ることができるようにすることは、人間性豊かな社会の建設にとって極めて重要である。
 しかしながら、わが国の労働時間の現状は、欧米諸国と比較して年間200時間から500時間も長く、そのことが、多くの勤労国民の健康や家庭生活にしわ寄せとなり、豊かさを実感できない大きな要因となっている。
 そのため、政府においても、1993年までに労働時間を1800時間に短縮し、豊かな生活を実現することを目標としている。
 県下においても、知事の諮問機関である労働問題審議会で同趣旨の報告を承認している。
 また、労働時間の短縮は、産業・企業の活性化や地域社会発展の観点からも重要となってきている。
 したがって、労働時間の短縮は、文字通り国民あげて取り組まなければならない課題となっているのである。
 よって本議会は、すべての国民がゆとりとうるおいのある生活を送ることができるようにするため、時々は長い休みを楽しみ、団らんのある暮らしが送られるよう、労働時間の短縮、ゆとりある住まいの保障による生活環境の整備など、条件整備に全力を尽くすものである。
 以上決議する。

 
平成2年6月21日

長野県上伊那郡中川村議会

 

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