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《村長の部屋》 令和6年3月議会定例会 閉会あいさつ

記事ID:0009591 更新日:2024年3月22日更新

 3月定例議会の閉会に当たり、一言ごあいさつをいたします。

 2月27日から3月22日までの24日間にわたる議案審議をいただき、大変お疲れのことと思います。この中で、本議会に提出致しました29件の議案、また追加提案致しました令和6年度一般会計補正予算第1号を、全て可決を頂きました。改めて、お礼申し上げます。

 特に令和6年度一般会計予算につきましては、施政方針でご説明した、

  1. 子育て支援 保健センターを改修して、子ども家庭センターを設置、在宅育児世帯応援給付事業の開始
  2. 安全で安心な村づくり 2路線の道路改良、交通安全帯、小和田土地改良の促進
  3. 脱炭素・再生可能エネ推進事業計画の確立と再生可能エネ生産事業体設立の研究
  4. 少子化・人口減少を踏まえた、第6次総合計画後期計画の策定
  5. 新たな義務教育学校建設に伴う、公営住宅等の移転新築等、土地利用の見直しの促進

 といった5つの重点施策の推進をはじめ、各種施策・事業予算についてご承認をいただきました。

 国保、介護保険及び後期高齢者医療保険の3事業特別会計、水道・下水道事業会計につきましても、計画した事業を着実に進めてまいりたいと思います。

 ロシアのウクライナへの軍事侵略が開始されてから2年と1ヶ月が経とうとしています。ロシアは、大統領選挙をウクライナ東部4州でも強行し、領土編入の正当性に繋ぐ思惑があると言われています。

 また、ウクライナの停戦申し出によっては、停戦協議の席に着くという軍事優性と、現大統領の国内での圧倒的な支持を背景に余裕の構えでいるとの報道がされています。

 また、イスラエルは、パレスチナ自治区の一つ、ハマスの支配が強いガザに対して攻撃を続け、3万人以上が死亡しています。イスラエルの攻撃を止めさせ、停戦合意に進むか否かは、後ろ盾のアメリカの態度いかんと言われています。

 3年ぶりに、私はじめ議会議員の皆様、学校関係者等地域住民の列席のもとで小・中学校卒業式が挙行され、卒業生の門出をお祝いしてまいりました。46人の中学校卒業生には、18歳になると選挙権が得られること。村、県、国や世界の動きに関心をもって高校生生活を送り続けてほしいと申し上げました。政治資金パーティーで集めた寄付金を帳簿記載せず「裏金」扱いしていた問題を正せるのは、若い人の力でこそとも。

 日銀は2016年から続けた、金融緩和策の一つである、貸出し金利マイナス金利政策で、民間企業の設備投資の後押し、景気の好転で2%程度の物価上昇・安定した経済循環を図ってきましたが、16日、マイナス金利政策の解除を決めました。今春闘の平均賃上げ率が33年ぶりの高さとなり、賃金と物価がそろって上がる好循環が強まったことが背景にあるとの新聞の分析にありました。

 国内総生産額がドイツに越されたとの報道が1ヶ月前にありました。景気の浮揚は、国内消費の昂揚にあるとあらためて感じます。これから中小企業で賃金の上昇がどれだけ実現するかが地方の景気の底上げのカギになると思うと、否応なく関心が向きます。

 昨年12月の冬の入りから寒さが厳しかった今年の冬も、一昨日の彼岸のあられ交じりの冷たい雨の後、日中の暖かさが戻ってきた感じが致します。とはいえ、昨年にまして早いとの桜の開花予想は、最近の冷え込み・低温続きで1週間程遅れるようです。大草城址公園「咲く楽市」も29日から30日頃の開園に修正して、只今発表待ちとのことであります。「花見」は、慌てずじっくりと構えてできそうであります。

 議員各位におかれましても、観桜、小さな集まり・親しい人の間での年度末の小宴会など、村内景気の再浮揚にも改めて、お力をお貸しいただきます事をお願いし、3月定例議会閉会にあたってのご挨拶とします。長期間のご審議たいへんお疲れ様でした。

令和6年3月22日 中川村長 宮下健彦