ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 村長の部屋 > 《村長の部屋》 令和6年第1回臨時会 冒頭あいさつ

本文

《村長の部屋》 令和6年第1回臨時会 冒頭あいさつ

記事ID:0009421 更新日:2024年1月22日更新

 令和6年1月、中川村議会第1回臨時会をお願いいたしましたところ、議員各位におかれましてはそれぞれ、ご多用のなか、定刻にご参集をいただきまことにありがとうございます。

 令和6年元日に起きました能登半島地震は、家屋の倒壊、倒壊した建物の火災で隣接一帯が焼失したほか、道路の寸断、大規模な崩落、水道管・下水道などのインフラの寸断など多くの犠牲者を出すだけでなく、能登半島全域に計り知れない被害を出しております。

 村は長野県地震対策本部の要請を受け、輪島市及び羽咋市支援に上伊那広域町村、佐久広域と班グループを組んでいつでも支援に駆けつける体制をとっています。被災現地の避難所などの運営の混乱等があるようで、応援隊派遣は3月からとの指示を受けて待機中です。

 被災した能登半島地域まで到達するのに、金沢市から4時間かかるとの報告もあり、現地への支援は長期の取り組みになる想像もしております。

 改めまして、令和6年の年明けは暖かく、一点大地震を除いては穏やかな年明けとなりました。

 1月3日は、中川村成人式が執り行われ、51人の該当者の成人をお祝いしてきました。若く華やかな装いの成人者はそれぞれの夢や目標をもっていることを感じながら、自身の年齢との差を感じてきたところです。

 6日は令和6年初の総代会が開催されました。総代会役員が選出されるとともに、村の行う事業、各地区にお願いする配布文書等の扱い、地区の共同作業での注意など細かな依頼をするとともに、防災行政無線を使って地区に対して放送するための機器の使用方法を習得していただくなど、たっぷり半日の会議となりました。

 地区総代の皆様には、地区運営の責任者として、また、自主防災組織のリーダーとして、さらに村との繋ぎ役までなっていただくことになり恐縮でありますが、よろしくお願いします。

 14日は、中川村消防団出初め式として、チャオ西側村道で分列行進、上伊那広域消防伊南南署のタンク付き消防自動車を先頭に、救急自動車、分団所有のポンプ車のパレードがありました。保育園児のこども消防隊の行進も行われました。引き続き、文化センター大ホールで式典を行い、年頭にあたっての消防団員の皆さんに訓示を行いました。

 能登半島地震では、建物倒壊の下に閉じ込められる人、火災でお亡くなりになった人も多くいる中で、地域住民の生命と財産を守る消防団の果たす役割がいかに大きいものであるかもお話させていただきました。村の消防団は条例上の定数200人を割り、火災等の事件に出動を要請する、退団した団員を特別消防団員に多く頼る人員構成になっています。多くの人を頼りにする地域力が問われていると感じており、ボランティアとはいえ、各地区に若い消防団員がいる状態を造るには、なり手の少ない現状を変えて行くにはどうするか悩ましいことが続くと感じております。

 今臨時会で提案申し上げますのは、ファイルサーバの取得、財産取得の承認をいただく案件、及び一般会計補正予算第6号の議案2議案であります。

 一般会計補正予算第6号は、物価高騰対応重点地方創生臨時交付金55,687千円が村に配分決定されております。内訳として、

  1. 物価高騰の影響を受ける生活者・事業者を引き続き支援することにあてる国の推奨メニュー分2,374万円
  2. 低所得世帯支援分1,060万円余を住民税均等割のみ課税世帯支援に充てる

ことを柱にする補正予算案でございます。

 燃油等の高額推移、生産者資材の高騰など、物価高騰のなか、村民全体、事業者全体に早く支援が出来ますよう、原案をお認めいただくことをお願いしまして開会のあいさつといたします。

令和6年1月22日 中川村長 宮下健彦