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《村長の部屋》 中川人形浄瑠璃定期公演で人形芝居を鑑賞しました

記事ID:0008641 更新日:2023年6月28日更新

 6月25日(日曜日)、中川人形保存会第10回定期公演会が中川文化センターで開催され、「三番叟」、「日高川入相花王 渡し場の段」の二本の演目を鑑賞しました。コロナが猛威を振るう三年間にあっても、保存会の皆さんは仕事の合間を縫い、呼吸を合わせるように人形遣い、義太夫の稽古を重ねての久方ぶりの公演でした。

 三番叟、日高川共に保存会の得意演目とは言え、今回の公演は今までの中でも完成度が一番高いように思いました。指導をしていただいた、今田人形座の関係者の皆さんも当日鑑賞にお見えいただいたようであり、まだまだ直すべき点はあるものの出来映えには進歩の跡をお感じになったのではと素人ながら独り合点をしたところです。

 保存会の皆様お疲れ様でしたと申し上げると共に、更なる技量の高みを目指して精進していただきたいと思います。

 定期公演に東京都世田谷区二子玉川地区の郷土史会の鈴木会長、田村事務局長と太平洋戦争中疎開してこられた二子玉川国民学校の生徒の妹さん、人形浄瑠璃の発足に合わせて、村と二子玉川との文化交流のきっかけをつくってくださった世田谷区議会議員の鈴木昌二氏(故人)のお嬢様鈴木美季子さんが来村され鑑賞していただいたことも村民の皆様にお知らせいたします。

 人形浄瑠璃を通じて、「中川村と世田谷区の交流を進める会」が村と世田谷区二子玉川の関係者の皆さんを繋いできたところですが、夕方の関係者懇親会でこの会を発展的に解消し、「二子玉川・中川西小交流協議会」と名称を改め、人形浄瑠璃をとおして交流を深めることを満場一致で確認したところです。

 西小学校にも人形劇のクラブが発足しており、松崎校長先生も今田人形座の皆様の直接指導をお願いしたいとの発言もありました。

 中川人形保存会の更なる発展と、できましたら、二子玉川に出向いて伊那谷に残る人形浄瑠璃文化の復活を区民の皆様に鑑賞していただく機会を近日実現したいとの思いを強くした日でもありました。

中川村長 宮下健彦