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《村長の部屋》 小・中学校入学式が執り行われました。

記事ID:0008223 更新日:2023年4月6日更新

 4月6日(木曜日)、中川村立中川東・西小学校、中川中学校の入学式が執り行われました。3年ぶりに来賓としてお招きいただき、東小は副村長が、西小、中学校は私が祝辞を申し上げました。入学児童・生徒は、東小13名、西小23名、中学校48名です。

 中学校での祝辞を次のように述べました。


令和5年度中川中学校入学式 祝辞

 野山に咲く桜花とこぶしの花の協演が終わり、一転、やさしい雨降りの日となりました。野山の芽吹きを感じるほど、駆け足で進む季節の移ろいの中、中川中学校の入学式が爽やかに挙行されますことに心からお祝いを申し上げます。

 中川東小学校、西小学校での6年間を終了し、本日中学校に進学された48名の皆さん、入学おめでとうございます。中川村民を代表してお祝いを申し上げます。

 皆さんは、大きな希望と多少の不安を胸に入学されたものと思います。中学校は、小学校でおこなった、基礎となる学習をもとに、様々な分野でより深く学び、必要な知識を体系的に獲得する3年間の集大成の学びの場です。
数学や外国語として英語も学びます。数学は、少し難しそうな公式が出てきます。また、英語は、英会話の他に英文法などという言語の約束事も学びます。難しそうですが、一つ大切なことは、私たちの言語である日本語を確りと理解すること、つまり、国語を正しく学ぶことが、いろんな分野の学習に役に立つということです。

 私たち日本人は、考える筋道を、日本語を使って組み立て、その結果として、どうするか。どうなるのかという「結論」を出す民族です。そのために、母国語である日本語を正しく身につけてください。「ネットゲーム」を止めてとは言いませんが、時間を作って本を読みましょう。考えながら、時に、頷き、共感し、時に、感極まる。こういった積み重ねが、筋道を立てた考えかた、つまり「論理的な思考」が出来る基礎になり、「豊かな感性を身につける」ことに繋がるものと思います。

 もう一つ、中学校の3年間はまさに、青春期に入ります。想いどおりにならない感情をもつこと、解決の方法が分からない悩みなど、一人で抱え込まないようにしてほしいと思います。信頼の置ける先生、友人、家族などに打ち明ける勇気をもって相談して欲しいと思います。先生方も、皆さんからの相談ごとを待っていると思います。

 保護者の皆様、手塩に掛けて育てられたお子様の中学校への入学、心からお祝い申し上げるとともに、将来、村だけでなく、広く世界を見据えて羽ばたく可能性に溢れる子ども達をお預かりし、中学校の3年間で成長できますよう、教育委員会と連携し、中学校をしっかりと支えて参ります。

 結びに、年度当初のご多忙にも拘わらず、ご出席頂きましたご来賓の皆様にお礼を申し上げ、子ども達と中川中学校への変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 牛山博行校長先生はじめ諸先生方には、子ども達の健やかな成長にご尽力くださいますようお願いし、お祝いの言葉といたします。

令和5年4月6日 中川村長 宮下健彦