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《村長の部屋》 令和5年3月議会定例会 閉会あいさつ

記事ID:0008107 更新日:2023年3月22日更新

 3月定例議会の閉会に当たり、一言ごあいさつをいたします。

 2月28日から3月22日までの23日間の長い期間に亘る議案審議をいただき、大変お疲れのことと思います。この中で、本議会に提出致しました21件の議案を、全て可決を頂きました。改めて、お礼申し上げます。

 特に令和5年度一般会計予算につきましては、施政方針でご説明した、子育て支援や流域治水関連事業の推進、地球温暖化対策、小中学校あり方検討委員会答申の具体化など、5つの重点施策をはじめ、各種施策・事業予算についてご承認をいただきました。特別会計を含め、計画した事業を着実に進めて参りたいと思います。

 また、新年度予算の執行にあたり、議会からも提言をいただきました「若者と妊娠期から、高校卒業時までの子育てを村も全力で応援する。」ことを改めて宣言するとともに、村議会にも賛同をいただき、行政、村の産業全般、村民連携して「2050年カーボンニュートラルに取り組む元年とする。」村内外への宣言は、本議会終了後、議場において改めて行うことを、この場をお借りして表明いたします。

 ロシアのウクライナへの軍事侵略が開始されてから1年と1ヶ月が経とうとしていますが、ロシア、ウクライナとも停戦に向けた動きはなく、ロシアが占領し、一方的に併合宣言したウクライナ東部4州での戦闘が激化しており、NATO加盟国からの戦車、戦闘機の供与を境に、更に激しい戦闘を呼ぼうとしています。昨日、岸田総理外人はインド訪問のあとウクライナに飛び、ゼレンスキー大統領と会談し、ロシアの蛮行を非難するとともに、非軍事面での協力を表明したことが報道されております。

 アメリカを中心とする日本を含む先進諸国と、ロシアと周辺の旧ソ連邦構成国等との対立の先鋭化に加えて、東アジアの大国である中国の覇権的な動向が激しくなっていて、混迷を深める状況が世界を取り巻いていると思います。

 令和5年度の国家予算は衆議院での可決をもって成立しましたが、5年間で43兆円と防衛費を増やすその中身が、「敵基地攻撃力」を補完するものであることの是非を含む議論が未だ不十分であること、「専守防衛」から大きく舵を切ることとなった「完全保障関連3文書の改定」の政府の十分な説明と議論がいま必要であると思います。

 新型コロナウイルス新規の感染者が減少し、収束に向かっていることをうけて、3月13日から新型コロナウイルス感染防止のため、マスクの着用は個人の判断にまかせることとなりました。

 3年ぶりに、私はじめ議会議員の皆様、学校関係者等地域住民の列席の下での小中学校卒業式が挙行されまして、卒業生の門出をお祝いしてまいりました。

 コロナ禍は、リモート、オンライン学習の進展に繋がった反面、児童、生徒どうしのふれあう時間と期間が思うようにとれなかったようですが、今年度の卒業式を境に卒業生、在校生とも、本来の学校生活を送ることができると思うと、村民全体で祝う卒業式の意義、よさを改めて感じています。

 久しぶりに初冬から寒さが厳しく、南岸低気圧の影響で大雪に見舞われた今年の冬も、今月から非常に暖かい日が続き、大草城址公園の桜の開花が3月22日と予想され、私の経験では過去最も早い年々になりそうです。3月25日から、大草城址公園で「咲く楽市」が開かれますので、満開のなかでの賑やかな「花見」ができそうであります。坂戸橋周辺の桜を楽しむことに代えて、村民の皆様には大草城址公園にお出かけ頂きたいと思います。

 議員各位におかれましても、観桜、小さな集まり・親しい人の間での年度末の小宴会など、村内景気の再浮揚にもお力をお貸しいただきます事と、4月の統一地方選挙、県議選における立候補予定候補者の活発な政策議論、うったえに関係される議員の皆様も多いと存じますが、健康には特に留意され、新年度を迎えられることを合わせてお願いし、3月定例議会閉会にあたってのご挨拶とします。

 長期間のご審議お疲れ様でした。また、ありがとうございました。

令和5年3月22日 中川村長 宮下健彦