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《村長の部屋》 令和4年第1回臨時会 冒頭あいさつ

記事ID:0005999 更新日:2022年1月20日更新

 令和4年1月、中川村議会第1回臨時会をお願いいたしましたところ、議員各位におかれましては、それぞれご多用の中、全員定刻にご参集をいただきまことにありがとうございます。

 令和4年2022年の年明けは、やや寒い気候でありながら、穏やかな年明けとなりました。昨年の同時期は、新型コロナウイルス感染者が首都圏を中心に増える年明けとなり、一昨年末には村民の発症者も確認されたため、1月3日の成人式を延期するなど、人の集まる行事を延期、縮小することで始まりました。

 また、8月・9月には第5波の過去最大の爆発的感染を経験するなど、1年を通じて新型コロナウイルス、デルタ変異株に翻弄された年でもあります。このような中で、当初計画より2ヶ月遅れたものの、医療従事者、ボランティアの村民の協力もあり、12歳以上の希望者等に対して90%を超える2回接種を年内完了しました。

 年が明けて、1月3日は昨年延期した成人式を午前中に、また、本年度の成人式も同日午後実施することができ、私も成人者の皆様にお祝いを述べて参りました。

 仕事始めの4日以降、新年度予算の査定を開始しつつ、各種の事業等も予定どおり実施すべく進めておりましたが、新型の変異株であるオミクロン株と思われる、従来型より更に感染力の強いウイルスが再び猛威を振るいはじめ、9日予定の消防団出初め式、東京での長野県町村会首長研修会の中止が相次ぐなか、長野県でも瞬く間に100人を超す感染者が確認され、一昨日にはついに300人を超え、昨日は1日の感染者は過去最大となる382人を確認する事態になっております。全国的には、1日の発症者は4万人を超えており、第5波の2万5千人を超え、前日を上回る勢いで増え続けております。

 衝撃的であったのは、いままで、感染者が少なく推移していた南信州地域では、11日に飯田市で33人の感染者が発表されて以降、北部4町村、阿南町、阿智村でも次つぎ発症者報告がされ、警戒レベル5になっていることであります。

 年明けまで落ち着いていた上伊那圏域でも6日以降に発症者が出始め、辰野町では10代以下の感染者を中心に、一日で16人もの感染が発表される事態となりました。駒ヶ根市、辰野町が警戒レベル5の段階にあります。

 上伊那地域は警戒レベル4を受けて、この時期予定されている地区総会、営農組合総会など人の集まりは、文書回覧による「みなし議決」や「通知」により済ませる措置をとっていただいておりまして、村民の皆様には日々基本的な感染予防のルーティンを厳格にとっていただいていることに対しまして改めて感謝をいたします。

 コロナウイルスが再び猛威を振るい始めていますが、コロナの影響を受けている子育て世帯を支援する国の臨時特別給付金支給につきましては、一部公務員世帯・高校生のみの世帯等を除き、対象となる世帯については年末までに5万円の現金支給を済ませております。残る5万円の追加給付を現金支給として、できるだけ早く該当世帯に届けること。及び、様々な困難に直面している住民税非課税世帯に対して10万円の現金を早く支給し生活費の一助にしていただくべく給付の予算を建てる必要があります。

 また、昨年の長雨により天竜川の出水で被災した北島頭首工の災害復旧工事については、令和4年度に跨いでの工事となりますが、当面渇水期内での早期応急工事を行い、今年の灌漑期に間に合わせる必要があります。北島頭首工は、葛島地籍の北島及び下流の下島の水田地帯を主として潅漑する重要な農業施設であります。

 本日の臨時会には、本災害復旧工事に係る契約議案及び一般会計補正予算第8号の2件の提案をいたします。

 年度末まで2ヶ月あまりとなっての提案で恐縮するものですが、2件ともお認めいただきますよう重ねてお願い申し上げ臨時会開会のごあいさつといたします。よろしくお願いします。

令和4年1月20日 中川村長 宮下健彦