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《村長の部屋》 令和3年第2回臨時会 冒頭あいさつ

記事ID:0004737 更新日:2021年3月30日更新

 令和3年3月中川村議会閉会から間もまく、第2回臨時会をお願いいたしましたところ、議員各位におかれましてはそれぞれ、ご多用のなか、定刻にご参集をいただきまことにありがとうございます。

 新型コロナウイルス感染者の急激な増加を受けて緊急事態宣言を発令しておりましたが、新規感染者発症が一時ほど急激に増加する傾向になく、やや落ちつきをみせていることと、人の移動を止められない年度の切り替え時期にあることなどから、3月21日をもって政府は延長していた緊急事態宣言の終了といたしました。宣言終了は、感染リスクが下がったことを意味するものではなく、マスク、手指の消毒、飲食における注意などコロナ対策の基本を引き続き行うよう呼びかけています。

 緊急事態宣言の都府県との往来の自粛他、第4の波を抑え安心した日常生活が送れるように県は独自の警報発令、県民への呼びかけを行ってきたことが奏功したと思われ、一時感染発症者がゼロの日が続き、病床使用もかなり下がったことから全県がレベル1となったのもつかの間、感染者から変異株ウイルスが検出され、3月29日には、長野県域、上田、佐久圏域に発症者が出、南信圏域でも発症者が確認されました。長野市が警戒レベル5の特別警報2、長野圏域と上田圏域は警戒レベル4の特別警報1、他の圏域も警戒レベル2となり、全圏域に「新型コロナウイルス注意報」が発出されました。

 上伊那圏域は、このところ発症者がなく推移しておりましたが、昨日1人の感染が発表されました。コロナ禍での生活の転換を思い返し基本に戻った生活を続けることが大切と考えております。

 3月定例会でお認めいただいた、コロナウイルス対応の施策であるプレミアム商品券の販売は、議決当日の3月1日から開始し順調に販売を続けております。このなかで、感染症の影響を受けている子育て世代、並びに重症化のリスクの高い障がい者、要介護認定者及び高齢者世帯の生活支援として無料交付1,321セットの配布を終えています。

 国・県及び村が行ってきた、新型コロナウイルス感染症対策関連支援策について、該当する事業者の方々に満足度アンケートを行っております。実施してきました新型コロナウイルス対応の各種の施策についてのご意見、感想、要望について、令和3年2月19日からアンケート用紙とスマートフォン等を通じて実施し、現在、住民・事業主約250人から回答をいただいています。

 このうち、生活応援商品券、観光クーポン券、テイクアウトクーポン券は、回答者の8割が効果的、やや効果的と評価していただいています。

 首都圏での緊急事態宣言解除は感染リスクが下がったことを意味しないという状態のなかで、進学、就職で首都圏はじめ中部、関西圏に人も動く時期を迎えており、これらの地域と村民も行き来せざるを得ないなかで、安心して行動する保障となる抗原検査、ウイルス保有確認のPCR検査を進めるなど緊急に施策を講じる必要性を感じております。

 さて、コロナワクチン接種が目前に迫ってきました。高齢者から接種を開始しますが、重症化する可能性の高い要介護認定者等を先行させ、少しずつ入荷するワクチンを効率よく接種する準備を進めなければなりません。

 本日ご提案申し上げますのは、令和3年度一般会計補正予算案及び、議会推薦の監査委員辞任の申し出に伴い議会議員1名を監査委委員に同意をいただく人事案の2議案でございます。

 令和3年度予算をお認めいただいたばかりのところに、補正予算案の提案で恐縮するところでございますが、コロナ対策の地方創生臨時交付金の有効かつ早期執行を行うためであることをご賢察いただき、ご同意を賜りますことを重ねてお願いしまして開会に当たってのごあいさつといたします。

 ご審議よろしくお願いします。

令和3年3月30日 中川村長 宮下健彦