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《村長の部屋》 令和2年第1回臨時議会 閉会あいさつ

記事ID:0003132 更新日:2020年5月15日更新

 第1回臨時会の閉会に当たり、一言ごあいさつをいたします。

 ただ今、提案いたしました2議案につきまして原案どおり承認をいただきました。改めてお礼申し上げます。

 新型コロナウイルスによる不況対策の予算執行を当面の大きな課題としつつ、ウイルスの猛威が沈静化し、人の往来も制限されることなく始まり、自粛と停滞していた経済活動が再び活性化することを願うばかりですが、悪化から一転して好転に向かうためには、まだまだ、活動の制限を私たち自身も続けなければならないようです。

 政府は、専門家による感染の判断を踏まえ特定緊急事態宣言の13都道府県の内の8都道府県を除く39県に緊急事態宣言の解除を行う旨報道がされています。同時に、全国知事会はウェブ会議を行い、「緊急事態宣言が一部解除されても、不要不急の移動自粛を引き続き求める」方針で一致し、政府に要請するようであります。
 長野県は、重点的な感染対策が必要な「特定警戒都道府県」との往来自粛を続ける一方、他の地域との往来自粛は求めず、外出自粛は人との接触機会の低減に呼びかけを緩和するとの対処方針案を13日に示したようであります。
村としては、しばらくは長野県の方針に従いつつ、時宜を見極めて活動を再開する必要があるものと考えております。
村独自の対策はとりつつも、経済状況を見ながら今後も、必要とする支援を考えて参ります。

 過日、駒ヶ根市の医療法人からサージカルマスク1,000枚を必要とする皆様に役立てていただきたいと寄付をいただきました。本来であれば、村が、奮闘していただいている医療機関や福祉施設で働く皆様の感染防止のために支援すべきものでありますがありがたくいただき、関係機関に届けたいと思います。

 村民の皆様にも、今回の感染症に対して深く痛手を受けている皆さんや、医療・福祉現場で支えていただいている皆様を応援したいお気持ちのある方々もいらっしゃるものと思います。新型コロナウイルス関連でのお志も承っておりますこと、この場をお借りして申し上げます。

 5月も半ばに入り、田植え作業も本格化してまいりました。りんごや梨の摘果作業も始まっております。りんごの摘果は、1回ですべてが終わりません。ぶどうの房切り、適粒作業も時期を失することなく済ませなければなりません。また、観光農業を行う農家も沢山あります。
 果樹農家等の作業の労賃も一部ではありますが、村で支援をいたしますので、議員各位からも農家にご紹介いただければありがたく存じます。

 5月11日には、県道松川インター大鹿線の小渋川を利用する迂回路が完成し、中断しておりましたリニアトンネル工事の発生土が、県内駅整備に伴う家屋の移転代替地造成地へ運搬が開始されております。時宜を見て、リニア対策協議会を開催し、半の沢への大規模埋め土計画案の説明も受けてまいらねばと考えております。

 収束に向けた要請に応え今しばらくは我慢の時と考え、議員各位もつつがなく乗り切っていただきますようお願いし閉会のご挨拶とします。

令和2年5月14日 中川村長 宮 下 健 彦