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おはようございます。
中川村議会3月定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私にわたりご多用のところご参集賜り、誠にありがとうございます。
例年、この時期はインフルエンザの流行期でもあり入学試験、卒業式等を控え感染予防に注意をする時期でありますが、中国武漢市が発生源である新型コロナウイルスの感染流行が、これにとって変わっています。
政府は25日、新型コロナウイルス感染症対策基本方針の発表に続いて、27日には3月2日から春休みに入るまで全国の小中学校、高校や特別支援学校の臨時休校を要請しました。
長野県も、25日に新型コロナウイルス感染症に係る県主催のイベント・行事の開催基準を定め、市町村に示しました。
村は新型コロナウイルス感染症対策本部を26日に発足し、小中学校休校の国の要請、保育所・児童クラブの開園・受入れ、県のイベント・行事の開催基準に沿い、教育委員会と連絡を取りながら方針決定して参りました。
決定方針は緊急防災メール及び、防災行政無線でお知らせしています。村民の皆様、児童生徒の保護者の皆様には村の提起する方針にご理解をいただき、呼びかけに沿った行動を願いたく思います。
身近なところで、消費に関して深刻な影響がでてきました。
宿泊・宴会などサービス業者は、26日以降、宴会、宿泊及び宿泊宴会の団体を中心にキャンセルが相次ぎ、悲鳴を上げています。
観光開発株式会社(望岳荘)は、宴会・宿泊キャンセルが続き、3月末までの予約は7割減・3割になると予想されるなど、大変な状況にあります。
村内の飲食業の客足も鈍っていると聞いており、村商工会を通じて現状を把握し、支援対策を急ぎます。
暖冬で果樹の開花、桜の開花も明らかに早まっています。このまま推移すると確実に開花・結実が早まったころに、凍霜の影響を受けるリスクは非常に高くなっています。
早めの対策を営農センター幹事会で議論し、凍霜害緩和の直接的対策を含め被害のある農家の支援も今から考えて参りたいと考えております。
さて、本会議でご審議をいただくのは、先ず、1号議案は、中川村第6次基本計画中の10年間の村づくりの基本指針を定める「基本構想」の承認を議会に求める根拠を条例で定めるものでございます。
2号議案から22号議案までは、現行条例の一部改正に係る8件と指定管理者の指定の1件、令和元年度会計の補正予算に関わる議案が6件、新年度会計予算が一般会計他6件の21件、合わせまして22件の議案でございます。
なお、1号議案について、ご承認いただきましたならば、即日公布し、基本構想の策定に関する議案の追加提案をいたしますので、よろしくお願いします。
多くの議案提案でございますが、慎重審議を賜りましてご承認いただきますよう重ねてお願いし、議会開会のごあいさつとします。
令和元年3月2日 中川村長 宮 下 健 彦