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《村長の部屋》 令和元年6月議会定例会 閉会あいさつ

記事ID:0001370 更新日:2020年1月17日更新

 6月定例議会の閉会に当たり、一言ごあいさつをいたします。
 今定例会では、提案申上げました承認案件3件のすべてと議案10件につきまして原案どおり可決、承認をいただきました。改めて、お礼申し上げます。
 とりわけ、本日最終日に提案いたしました学校給食センター改修工事費の増額補正につきまして、学校給食の停止日数を最小の日数とし、かつ、年内の工事完了をはたすことを前提に工事費増額同意をいただいたものとして、速やかな予算執行に努め、以後、中川村財務規則の定めるところに従い、適正な予算執行を心掛けてまいる所存です。
 13日安倍首相は、イランの最高指導者ハメネイ師と会談し、イラン側からは「核の製造・保有を否定し、その意図はない。」との発言があったと新聞報道にありました。ただ、「安倍首相の善意に疑いはないが、トランプ米国大統領とは、意見交換もしない。」とのこと。経済封鎖に対抗して、米国との交渉開始を見据えた駆け引きか、国内の保守強行派を意識した発言かとの見方もあるようですが、隣国北朝鮮が核弾頭搭載のミサイル開発に生き残りを賭けるようなことにならないよう、イランに信頼のある日本国の外交に期待したいと思います。
 安倍首相がハメネイ師と会談している13日、ホルムズ海峡を航行中のタンカー2隻が2度に渡る攻撃を受けるという衝撃的な事件が発生しました。1隻は日本の海運会社運航のタンカーであるようです。攻撃を行った者が特定できていないようですが、原油の9割を中東にたよる日本としては、非常に心配される事態であると思います。
 深刻化する、プラスチック類の海洋汚染の抑止のためにどう考えるかと一般質問をいただきました。プラスチック類は、石油化学製品であり、原油から造られるものです。中東から運ばれた原油が日本で精製され、プラスチック類が造られ、大量に消費され、回収され、再利用製品となっていく。一部、ポイ捨てされ、小河川から天竜川に入り、やがて海に流れ出し、海流に乗って太平洋の特定の場所に集結し、紫外線と波の力で細分化し、あるものは、魚に補食され、その魚は大型の魚や、海洋ほ乳類に捕食される。捕食されないものは深海に大量に沈んでいることも分かってきました。
 日々、大量に製造される石油製品に囲まれ、抵抗なく使用する生活スタイルを改めていかないと、この循環が引き起こす海洋汚染から生態系に対する悪影響をなくすことはできないとの思いを、タンカーが攻撃されたことから強くしました。
 ここ数日、雨が降っては、晴れる。また曇って雨降りを繰り返す梅雨らしい季節に入ったことを感じます。農作物の生育は、水と太陽の光、温度が必要であり、今後の順調な生育に期待したい思いです。
 一方、集中的な雨、豪雨による土砂災害に引き続き警戒しながら本格的な夏を迎えたいと思います。
 議員各位もご健勝で、ぎらつく太陽の光と、暑く汗をかきながら過ごす夏をお迎えいただきますよう祈念申上げて、6月定例議会閉会のあいさつといたします。
 大変、ありがとうございました。

令和元年6月14日
中川村長 宮 下 健 彦

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