ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 村長の部屋 > 《村長の部屋》 平成31年3月議会定例会 開会あいさつ

本文

《村長の部屋》 平成31年3月議会定例会 開会あいさつ

記事ID:0001367 更新日:2020年1月17日更新

 おはようございます。
 中川村議会3月定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私にわたりご多用のところご参集賜り、誠にありがとうございます。
 日々濃くなる日の光を受け、春に向かう季節を感じますが、今日は一転して雨降りとなりました。感染症情報によりますと、年明けから流行しているインフルエンザは、収束の方向であるとのことのようです。
晴天が続き久しぶりの雨にほっとするのは私だけでしょうか。今年の冬は、長期予報どおり暖冬でありますが、あまりにも降雪が少なく、西山にも岩肌があちこちに見え、春先から初夏にかけての水が足りなくなるのではとやや心配です。
25日に長野県国保連合会総会があり、監事を仰せつかっております関係から出席を致しました。木島平村の日臺(ひだい)村長と監事で同席いたしました。あいさつ開口一番、「雪が少なくて、スキー場を早く閉めることになりそうで、営業にも影響がでる。このままだと、6月に水争いが起きるかも。」と仰っておりました。ご存じの通り、木島平村は千曲川沿いの米どころです。暖冬も、ここまで暖かいと、農業や地域によっては商売にも影響が出ることを感じた次第であります。
 2月5日夜間に宮田村の養豚場で豚コレラの発生の報を受けて、24時間以内の殺処分、72時間内の埋処分のため、24時間8時間交代勤務の動員要請に8人の村職員が応じて業務に従事して参りました。初めてのことでの戸惑い、防護服下での慣れない作業、生き物を炭酸ガスで殺すときの鳴き声など、非常に過酷で精神的にも厳しい作業であったことを後で報告を受けて知りました。
 駿河湾沖、南海トラフ周辺で起きる大地震の発生確率が高くなっているとされ、伊那谷でも震度6弱の揺れが想定されています。
危機管理は、土砂災害、洪水等の自然災害に加えて、忘れてならないのは、鶏インフルエンザの人への感染が瞬く間に世界中に広がる恐れがあるとの、10年前のWHOの警告です。
防疫体制の構築から、家畜の伝染病予防処理まで非常に範囲が広いことを改めて認識したところです。目に見えない「もの」に対処するとなれば非常に困難であり、「あらゆる想定される事態」にも対処する危機管理体制・対処方法はどうなのか、ウィルスの蔓延に対処する想定と、対処の優先順位、場合によっては対処しないなど個別の指針を見直す必要もあると感じた次第です。
 さて、本議会でご審議をいただくのは、中川村お試し住宅に中組の東小旧校長住宅を用途変更し追加するための条例の一部改正、牧ヶ原地区集会所が新築完成したことによる地域集会施設条例の一部改正等の条例改正及び牧ヶ原集会施設指定管理等6議案と平成30年度一般会計、特別会計補正予算7議案、平成31年度一般会計予算及び特別会計並びに水道事業会計併せて7議案の20議案でございます。
 何とぞ慎重なご審議をいただきますようお願い申し上げ、議会開会のご挨拶とします。

平成31年2月28日
中川村長 宮 下 健 彦

みなさんの声をお聞かせください

お求めの情報が充分掲載されてましたでしょうか?
ページの構成や内容、表現は分りやすかったでしょうか?
この情報をすぐに見つけられましたか?