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《村長の部屋》 平成29年12月議会定例会 開会挨拶

記事ID:0001348 更新日:2020年1月17日更新

 おはようございます。
 中川村議会12月定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私にわたりご多用のところご参集賜り、誠にありがとうございます。
 収穫の秋、11月18日、19日には上伊那農協中川支所農業祭が行われ、同時にりんごの木のオーナー収穫祭も開催され、農家だけでなく、農産物を買い求めに多くの方でチャオが賑わいました。
 また、同日2日間にわたり長野県縦断駅伝競走、そして、11月25日、26日には第18回アルプス展望さわやかウオークなど、スポーツの秋にふさわしい大きな催しがいくつか組まれました。18日、19日に行われた長野県縦断駅伝競走大会では、村出身の桃澤大祐選手が、村を縦断する第21区を走り、たすきリレー時点では暫定1位のチームから遅れること38秒差を挽回し、更に1分20秒の差をつける上伊那のエースの名に恥じぬ走りで、チームの連覇に貢献されたこと大変うれしく思った次第です。
 中川ランニングクラブでも、子どもたちと一緒に走る機会があればと本人も仰っていますので、小中学生が新たに走るきっかけになってくれることも期待し、桃澤さんの後に続くランナーが育つこと、密かに期待するものであります。
 さわやかウオークは2日間で670名ほどの参加があり冠雪の2つのアルプスと麓に残る紅葉を見ながら、晩秋の中川の里を満喫してもらいまいた。
 9月議会冒頭の挨拶で、今年は、優良な果実の収穫を期待したいと述べましたが、台風21号、22号の風害で、りんごの落下は、推定500kg程度と安心した一方、後で枝ズレ、傷果が発生しないかとの懸念がありましたが、収穫時にそれが現れ残念な思いであります。数年の内にはあることとは言え、被害に遭われたリンゴ農家には、お見舞い申し上げます。
 また、10月の降雨が平年に比べ多く、条紋が発生したことと、2回の降霜で落葉が一度に進んだためか、果実の軟化が進み、収穫量がかなり減少するとの声もあり、心配がされるところです。
 米は、作柄「やや良」で、10アールあたり反収量629kgと全国1位を確保したとのこと。上伊那米は「特A」の比率が高い高品質米であることなど、米作りは良い結果が出たところであります。
 農業は天候に左右されること、作物によっても豊作、凶作両面有ることを改めて感じるとともに、いざというときの果樹共済制度についても考える必要があると思っているところです。
 村長公約を説明し、ご意見等いただき、合わせて、少子化が進む中で「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の重点目標と、施策について、村の重点的な取り組みについての説明懇談会を9月25日から開催しています。27地区中24地区の懇談が終了し、3地区を残すのみとなりました。
 地区からの問い合わせに返答を求められた事もあり、いただいたご意見、提案等まとめた上で、村民のみなさんにお返ししていきます。
11月29日には、全国町村長大会が東京都で開催され、出席をして参りました。地方自治法施行70年の節目に当たる大会となったわけですが、祝賀大会と言うより町村に共通した課題である、急速な人口減少、少子化、基幹産業の農業の衰退など多くの課題を抱えるなかで、「道州制の導入反対」、総じて税源に乏しく厳しい財政運営を余儀なくされているといった、現状を打開するために、「地方交付税等の一般財源総額の確保」など国に対して様々な要望を掲げ、これを実現するべく全国の町村長決意を新たにする大会となりました。大会当日の早朝、またしても隣国、北朝鮮からミサイルが発射され、日本の経済的排他水域内に落下させたことに抗議し、全国町村長大会の名で国に対して毅然とした姿勢を取るように求めたことを合わせて報告させていただきます。
 さて、本議会でご審議をいただくのは、条例改正議案3議案と、損害賠償の額の決定と和解に関する1議案、平成29年度一般会計補正予算と特別会計補正予算の5議案、合計9本の議案でございます。
 何とぞ慎重なご審議をいただきますようお願い申し上げ、議会開会のご挨拶といたします。

平成29年12月4日
中川村長 宮下健彦

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