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《村長の部屋》 令和8年6月議会定例会 開会あいさつ

ページID:0013288 更新日:2026年6月12日更新 印刷ページ表示

 おはようございます。
 本日は、議員各位におかれましては、ご多忙のところ令和8年6月中川村議会定例会にご参集賜り、誠にありがとうございます。

 4月以降の村に関連する様々な取り組みについて報告を申し上げます。
 訪問看護・介護、看護小規模多機能、配食サービス、病児・病後児保育などを幅広く展開しています。株式会社ぽれぽれが、重要文化財坂戸橋のたもと、旧坂戸旅館を改装し、カフェ・宿泊・コワーキングスペースを兼ね備えたSAKADONEを4月24日にオープンしました。ご招待をいただき、施設の内部を見させていただきましたが、施設内は開放的で、お子さんが自由に遊べる場所、屋外には安全なトランポリンが配置されるなど小さいお子さんや親子がゆったりと過ごせる空間が整備されています。1階は、県道に面したコワーキングスペース、食堂、キッズルームなどが整備され、2階は宿泊部屋4部屋が整備されています。宿泊部屋から見る、新緑の木々に見え隠れする坂戸橋・坂戸峡が落ち着いた雰囲気を醸し出していて、観光・宿泊の拠点が新たに加わったと感じました。5月の連休に先立つ開所は、入客見込みをはるかに超え、村では想像できなかったインバウンド旅行者も多く、今後益々施設の存在が拡散されていくものと思います。もちろん、この場所は、本来の看護・介護事業所の拠点として発展しています。
 宿泊・旅館業は観光開発株式会社望岳荘が少し先輩ではありますが、第56期(令和7年7月~8年6月)事業計画と予想がまとまり、会社取締役会に提出いたしました。

部 門 別

56期予想 

56期事業計画

計画差額

宿  泊

66,917千円

63,200千円

3,717千円

宴  会

27,953千円

27,600千円

353千円

風呂・食堂

29,589千円

32,700千円

△3,111千円

村受託収入

23,232千円

23,232千円

0千円

当期利益

1,477千円

3,108千円

△1,631千円

 当期の事業計画は、前期で400万円ほどの赤字を出してしまい、この解消のために、宿泊、ビジネス客の利用者増、高校生スポーツ合宿や大学生サークル合宿などを取り込み売り上げを伸ばすこと、月締めの振り返りを行い、翌月の営業に生かすよう、フロント、接客、調理場が連携して取り組みを意識してきました。また、ホルムズ海峡の封鎖による原油高で公共の入浴施設の休日が増えるのを逆手に、薪で焚いた望岳荘風呂の毎日営業、5月に100円割引キャンペーンを行うなどしました。当期は、利益は出せるものの、計画の半分程度となる予想です。詳細は、決算がまとまり次第9月の定例会で報告申し上げます。
 5月12日は、すっかり恒例となりました、飯沼棚田の田植えがあり、応援企業の伊那食品工業株式会社の新入社員含む若手社員、上伊那地域振興局職員、村観光協会関連職員等100人近くが集まり、一斉の田植えが行われました。作付け面積は年々拡大し、無農薬栽培の水田も面積を拡大しているようです。棚田限定特別栽培酒おたまじゃくしの醸造が楽しみです。当日は、棚田、陣馬形山の紹介のため長野県PRキャラクターアルクマの参加もありました。小学生や村外からの体験客など呼び込む方法で飯沼棚田の活動を更に広げていきたいと考えています。
 同月21日には、準備を進めてきました「中川大鹿地域生活圏協議会設立総会」を開催し、正副会長を選出し、事業計画・予算の承認を得ました。人口減少で人的資源はじめ地域資源及び地域経済の縮小、農林業や観光業など基幹産業は高齢化で後継者が不足するなか、公共サービスは多様化しています。行政と民間事業者が境界を越えて連携して、問題解決につながることをねらい、隣同士、連携し合える条件が多く「日本で最も美しい村」連合に加盟する2村から、具体的な連携を模索するものです。会長に、ふじくぼ林産社長の齋藤氏が、副会長に有限会社赤石荘社長の多田氏と大鹿・中川村長がそれぞれ就任しました。事業としては、まず地域生活圏を形成するための国土交通省所管の補助事業の申請を行っていますが、事業の採択・不採択にかかわらず連携して事業実施していきます。
 6月7日には、中川人形浄瑠璃定期公演があり、二人三番叟、傾城阿波の鳴門巡礼歌の段のお馴染みの演目に加え、「中川えびす舞」の初演が行われました。
 初演演目は、オリジナルを中川ご当地紹介の沸かせる脚色で、村民だけでなく、村外の公演においても、十分に村を紹介できるものです。駒ヶ根市や村外からも多くの観演客があり、天白区役所職員3名も鑑賞し村に伝わる人形浄瑠璃の演技に賞賛を送っていました。
 物価の高騰は止まらず、ホルムズ海峡の封鎖で中東からの原油輸入が大きく減少し、石油化学製品製造に打撃を与えています。化学製品製造企業等は、即製造品に価格転嫁はないものの、関連製品物価高騰は間近という状態にあって、日銀は、1995年以来となる政策金利を、0.75%から1.0%へと引上げを決めたとの報道がありました。政策金利の1%への引上げは、市中の短期金利に連動し通常物価を抑え安定させる手段と言われますが、異次元の金融緩和で日銀の当座預金を肥大化させている以上、この程度で市中の短期金利はコントロールできないとみている専門家もいるようです。
 国においては、中東情勢の影響に対応するとして、総額3兆1,135億円の2026年度補正予算が成立しました。異常に短い審議で可決成立しましたが、ナフサに由来する石油化学製品、塗料などの品不足は生業とする中小事業者に打撃となっており、政府にはきめ細かな対策を講じてほしいと考えるところです。農産物の包装出荷にもこれから影響が出るものと考えており、JAはじめ、農家の実態を注視していきます。
 さて、本議会でご審議をお願いしますのは、専決処分しました令和7年度中川村一般会計継続費繰越計算書等各会計の繰越明許費繰越計算書にかかる6件の報告をいたします。
 続いて、専決処分した条例の一部改正ほか令和7年度一般会計補正予算等5件の承認を求め、これを審議していただきます。
 議案は10件を上程いたしました。
 物価高騰の中、繰り越した物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金の配分先・金額等、慎重なる審議の上、原案どおりお認めいただきますことをお願い申し上げ、開会にあたりましてのごあいさつとします。

 令和8年6月12日 中川村長 宮下健彦


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