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令和8年3月議会において、「令和8年度予算提案と村政運営の基本方針説明」を説明いたしました。内容は以下のとおりです。
令和8年度の中川村一般会計、国民健康保健事業等3特別会計、及び水道事業会計等2公営企業会計予算の提案説明に併せて、令和8年度の村政運営の基本方針について説明させて頂きます。
政府は令和7年12月26日、令和8年度予算案を閣議決定しています。一般会計の総額は、社会保障費、国債費、防衛費や地方交付税交付金等の増額により、前年度比6.2%増の122兆3,092億円と120兆円を超え過去最高額となっています。
歳入では、法人税や消費税等税収が好調で、7.6%増の83兆7,350億円と過去最高額を計上し、新規の国債発行額は昨年度当初予算同様、30兆円を下回る水準となっています。
歳出では、予算全体に経済・物価動向を反映し、社会保障費関係が、2.6%増39兆559億円、防衛関係費が、3.6%増8兆9,843億円。また、公共事業関係費は6兆1,078億円で、国土強靱化関係予算が4兆1,106億円を占めます。地方交付税交付金は10.6%2兆50億円増の過去最大の20兆8,778億円を計上しています。
子ども・子育て政策関連では、「こども未来戦略」等に基づき、「こどもまん中社会」実現に向けた基本政策の推進、こども誰でも通園制度を全国で本格実施するなど、5本柱で7兆4,956億円を計上しています。地方創生関係では、地方の活力の最大化発揮につながる地方独自の取組を後押しする「地方未来交付金」を1,600億円計上する一方、新しい地方経済・生活環境創生交付金1,600億円と、20%減額となっています。
総務省が発表した令和8年度地方財政対策の概要に関しては、物価高の中で、経済・物価動向等を適切に反映するとともに、社会保障関係費や人件費、私学高校授業料無償化等いわゆる教育無償化に係る地方負担の増加を歳出に計上し、地方団体が様々な行政課題に対応して、行政サービスを安定的に供給できるよう財源を確保したとしています。 このことは、一般財源総額67兆5,078億円、前年度比5.9%3兆7,364億円増が確保されました。
内訳は以下のとおりなどとなっています。
続いて、長野県の予算は、人口減少をはじめとする様々な課題から「確かな暮らし」を守り、「ゆたかな社会」を築くため長野県の総合計画「しあわせ信州創造プラン3.0」に基づく取組の推進に加え、信州未来共創戦略で掲げる方向性の実現に向け、1月補正予算と一体となった予算であるとの説明がある、総額1兆659億円の過去2番目の大型予算となっています。
主な事業は、
など、10項目を重点的に取り組むとしています。なお、長野県予算は、2月定例県会で審議中です。
令和7年~16年の10年間の村主要公共事業の積みあげと財政分析を踏まえ、令和8年度の国の地方財政対策に基づいて、村税及び地方交付税等の歳入を確実なものとして見積もり、向こう10年の村主要公共事業の事業費と、充てられる基金等財源活用をシミュレートしました。
後年度負担、とりわけ起債の平準化を図ることを念頭に検討した結果、3年後に着手予定の「新しい学校の建設」以後、大型公共事業が連続する前に、現在着手中の継続道路改良工事、葛島中央線新設改良工事の鳳来沢川函渠工事の早期完了を図り、小和田土地改良に伴う村管理河川の函渠整備と下水道管敷設替え工事を遅滞なく進めるため、令和8年度から前倒して建設することとしました。
また、中学校校舎活用を前提に空調設備工事をおこない、不具合の出ている文化センター大ホールの空調設備更新を行うこととして予算編成を行いました。
お配りした「令和8年度(2026)年度中川村一般会計予算(案)の概要」で令和8年度予算総額、歳入の概要説明、歳出費目の概要説明、及び特別会計、事業会計概要説明等をご覧ください。令和8年度予算と実施事業のポイントを中心に説明をいたします。
最初に、一般会計、特別会計、及び事業会計の総額について申し上げます。令和8年度一般会計予算は、47億2千万円、前年対比7.5%、3億3千万円の増額となりました。当初予算としては過去最も大きいものであります。
国保・介護・後期高齢者医療特別会計予算は、療養給付の実績を踏まえ、診療報酬額のアップなど考慮しまして、3特別会計合わせて、前年度比4.8%5,600万円の増額となりました。
水道・下水道公営企業会計は、前年度までに前倒しで予算立て執行したことによる基幹水道管改良敷設工事の減、小和田基盤整備に伴う下水道管の敷設替え工事費の増等の要因で、前年度比13.9%減、総額1億2,806万円の減額となっております。
一般会計歳入を財源区分別に特徴を申し上げますと、
歳入のうち地方交付税、村債など自主財源を除く依存財源が73.1%と前年度より27.2%増となり歳入全体の4分の3近くを占めています。自主財源に乏しいわが村は、収入増に繋がる様々な策を講じる必要があります。一つに、ふるさと応援寄付金については、現在の農産物のみに頼るだけでなく、「中川村でないと体験できないコト・体験」の開発などで寄付者を増やすなど、知恵を絞る必要があり、歳入の伸びがないと、今後予定される大型事業を実施しつつ、住民サービスの低下を招かないよう努めます。
歳出の新たに取り組む事業及び予算配分した点を申し上げます。
また、小学校給食食材費の無償化は、国の方針に従い、遅れる事なく補正予算対応することを基本方針といたします。
以上、特徴的な新規事業について説明を致しました。児童・高齢者・障害者福祉事業につきましては、継続事業として実施して参ります。また、農業者・商工事業者支援の補助制度は継続しつつも、当初予算の範囲内での支援とし、歳出を抑え、後年度の大型事業による一般財源の確保に繋いでまいりますので、ご理解をお願い致します。
続いて、3つの特別会計予算につきまして申し上げます。会計規模等は最初に説明申し上げましたように、前年度と大きく変わるものではありませんが、国民健康保険事業につきましては、令和9年度を目標年度に2次医療圏での応能・応益割合の統一を目指しており、令和7年度をもって、資産割を廃止するとともに、新たに子ども支援分を加えた国保税に変更します。
改正による影響は、1世帯平均で9,000円の増加とみています。3つの特別会計の概要は、令和8年度中川村当初予算案の概要一般会計予算(案)の概要3特別会計の項6ページの記載をもって説明に代えさせていただきます。
続いて、4公営企業会計の項7ページに水道事業会計、下水道事業会計の概要につきまして記載をしておりますのでこちらもお目通しいただきますようお願いします。
新年度の行政運営に当りまして、予算の概要について説明を申し上げました。村民並びに議会の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願いし、令和8年度村政執行の基本方針説明とさせていただきます。
なお、新年度一般会計予算の踏み込んだ説明は副村長から、特別会計・事業会計は保健福祉課長、建設環課長からご説明いたしますのでお聞き取りください。よろしく、お願いいたします。
令和8年2月27日
中川村長 宮下健彦