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《村長の部屋》 令和7年6月議会定例会 閉会あいさつ

ページID:0011808 更新日:2025年6月16日更新 印刷ページ表示

 6月定例会たいへんお疲れ様でした。

 本議会に提出致しました12件の議案全て可決、承認をいただきました。改めて、お礼申し上げます。

 特に、本日提出しました、令和7年度一般会計補正予算第2号を即決いただきました。さっそく、中川を離れ、大学・専門学校等で学んでいる学生応援、住民税非課税世帯米購入助成、福祉・介護事業所等原材料高騰支援交付金交付、飲食店等食料品価格高騰支援など関係する補助要綱に沿ってそれぞれ対象となります皆様に給付等を行って参ります。
 また、副村長はじめ教育委員の選任にも同意をいただきました。富永副村長には8年間の職務に改めて感謝を申し上げるとともに、選任いただいた丹羽副村長は、前職の経験を生かして、また、持てるお力を存分に発揮していただくよう期待をいたします。
 再任の中川教育委員さんには、新しい学校建設を目前にして、また、現在の村の教育行政全般に亘って、女性の目線で更にご活躍いただきたいと思います。

 高騰し市場に出回らない食用米の流通を促進するため、備蓄米の放出が相次いでいます。5キロ税込みで2,100円で市場に出回りはじめるのをきっかけにして、2024年度産米は、値下げが始まったとの報道があります。しかしながら、一時4,300円ほどの高値記録した流通米は、高額買い入れた米を赤字になってまで値下げして市場に出回ることになるか疑問です。この間、JA、全農が市場流通を調整し高値を維持している主体であるがごとくの報道もありましたが、農水省が発表する前年比較の作況指数自体が正しいか統計調査の方法の検証をすると農水大臣の発言もありました。
 生産数量の目安値に基づく食用米作付け面積については、必ずしもこれに因らず作付けをするとの南箕輪村、箕輪町の地域農業再生協議会会長の発言がありました。わたくしも参考にしたいと考えるところです。

 トランプ米大統領は、日本製品に一律24パーセントの関税を課し、6月4日には鉄鋼、アルミ製品に対して倍の50パーセントに引き上げるとしてきました。一昨日の報道によると、USスチールの完全子会社化は拒否するものの、51パーセントの株を米国が保有することで合意した模様との報道がありました。高関税を盾にして、有利な取引に持ち込む手法が透けて見えるとは言え、自動車など製品及び部品の輸出により日本経済が維持されていることから、政府には対等な立場で米国との交渉をすすめてほしいと思います。ミニマムアクセス米のうち、食用米を6月に前倒して3万トン米国から輸入するなど、米価高騰・品不足の現状をみて、どさくさ紛れのなし崩し買い入れはいかがなものかと思います。まして、10万トンを超える輸入は行うべきではありません。

 一昨日、6月14日に、かんてんパパホールで中川浄瑠璃人形の公演があり、鑑賞してきました。午前・午後の2回公演で演目は、「二人三番叟」と「傾城阿波鳴門 順礼歌の段」の2演目です。各公演共、百人を超える観客があり、熱の入った公演で、何回も鑑賞しているなかでも出来映えが良かったと感じます。公演後、人形に触れて、操作の手ほどきを受ける人が多く、去りがたい催しでした。保存会の皆様、それぞれの仕事を持ちながらの公演お疲れ様でした。

 11月1日は、二子玉川国民学校疎開児童帰京80周年の集いが中川村で開催されます。ここで中川人形保存会特別講演が予定されていまして、大いに期待したいと思います。

 甲信地方は梅雨入りしたとの発表のあと、2日間にわたって強い降雨が2回ほどありました。土砂災害防止月間にあることを肝に銘じ、警戒にあたって行きたいと考えております。

 今後も、議員各位の厳しくも、温かい目でご意見、ご提案くださいますようお願いしまして、閉会にあたってのご挨拶とします。

令和7年6月16日     中川村長 宮下健彦


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