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《村長の部屋》 令和7年第1回臨時会 開会あいさつ

ページID:0011078 更新日:2025年1月24日更新 印刷ページ表示

 令和7年1月、中川村議会第1回臨時会をお願いいたしましたところ、議員各位におかれましてはそれぞれ、ご多用のなか、定刻にご参集をいただき、まことにありがとうございます。

 平成7年(1995年)1月17日未明に発生したM7.3の阪神・淡路大震災は死者6,434人、負傷者43,729人、多くの家屋、ビルが倒壊し、発生した火災により神戸市は焼け、道路・水道・下水道などインフラに大きな損傷を与えた都市直下型地震の恐ろしさは未だに記憶に新しいところです。震災から30年を経過した17日には、地震発生時刻に併せてなくなった方々への追悼と復興の誓いを新たにする集まりが開かれたことを大きく報道しておりました。
 昨年の元日には能登半島で地震が発生し、未だに復興も進まない現実を見るなかで、南海トラフ地震の発生確率が高まり、伊那谷も震度6弱の予想がされています。先ず、家庭からの地震に対する備えをしていただくことを改めてお願いするところです。

 改めまして、令和7年2025年の年明けは、暖かい年明けとなりました。

 1月3日は、中川村成人式が執り行われ、48人の該当者の成人をお祝いしてきました。目標をもって不乱に進むこともよし、悩みながら、立ち止まり、少し遠回りするもこれまたアリと思いますし、今を大切にしてほしい旨のご挨拶をしてまいりました。
 11日は令和7年初の総代会を開催し、各地区にお願いする配布文書などの扱い、地区の共同作業での注意など細かな依頼をするとともに、防災行政無線を使って地区に対して放送するための機器の使用方法を習得していただくなど、たっぷり半日の会議となりました。地区総代の皆様には、地区運営の責任者として、また、自主防災組織のリーダーとして、さらに村との繋ぎ役までになっていただくことになり恐縮でありますが、よろしくお願いします。
 12日は、中川村消防団出初め式があり、共同店舗チャオ西側村道を使って分列行進、救急自動車、分団所有のポンプ車のパレードがありました。保育園児のこども消防隊の行進も行われました。引き続き、文化センター大ホールで式典を行い、年頭にあたっての消防団員皆さんに訓示を、富永副村長から行っていただきました。年明けから、インフルエンザが全国で流行しておりまして、予防に注意が足りなかったのか、A型インフルエンザに罹患しまして大切な村の行事を欠席致しました。伊那保健福祉事務所によれば、インフルエンザ流行のピークは過ぎたようですが尚、警戒が必要だと感じております。

 さて、21日に第47代アメリカ合衆国大統領にトランプ氏が再び就任しました。民主党から共和党への政権交代は、外交、アメリカ国内経済、地球環境の保全等に関して、全て「米国を世界第一に復権する」宣言のもと、劇的な変化を起こすことがはっきりしました。アメリカへの不法移民の強制送還、気候変動防止枠組み締約国パリ協定からの再離脱、最大資金拠出である世界保健機関WHOからの脱退など、矢継ぎ早に大統領令を発していることが報じられています。「アメリカ国民を富ませる」最重要政策の一つに、アメリカ最大の貿易赤字相手国である中国に対して10%の追加関税を2月1日から課税検討を表明し、関税で対抗することを示唆しているようです。日本製品も関税引き上げの対象外とは言い切れず、先行き不安が残るとの見方もあるようです。

 今臨時会で3件の議案を提案致したくお願い申し上げます。先ず、公用車による損害賠償の額の決定及び和解に関しての和解額20万円を超える議案であります。続いて、桑原キャンプ場及び陣馬形山キャンプ場の2箇所の指定管理施設の管理者を指定する件に関しまして、ご説明・提案を致します。
 また、昨年から物価高騰、とりわけ燃油の高止まり等で、村民全般、医療・介護、福祉施設の運営も厳しく、商業、製造業、運輸業及びキノコ栽培等、施設栽培事業者並びに個人経営の農業者まであらゆる事業に影響がでています。国の地方創生臨時交付金を活用し、併せて、長野県独自の世帯等支援施策に加え、村単独費を上乗せした支援施策からなる補正予算を提案いたします。

 燃油等の高額推移、生産者資材の高騰など、物価高騰の中、村民全体、事業者全体に早く支援が出来ますよう、原案どおりお認めいただくことをお願いしまして臨時会開会のあいさつといたします。

 

令和7年1月24日     中川村長 宮下健彦


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