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《村長の部屋》 令和6年第2回臨時会 開会あいさつ

記事ID:0010010 更新日:2024年5月16日更新

 令和6年5月、中川村議会第2回臨時会をお願いいたしましたところ、議員各位におかれましてはそれぞれ、ご多用のなか、定刻にご参集をいただきまことにありがとうございます。

 3月定例会で令和6年度の一般会計、3つの保険事業特別会計、及び2事業会計を原案通りお認めいただきました。続いて、令和6年度会計年度が始まりそれぞれの予算執行が始まっております。4月17日の議会全員協議会で庁側からの説明を行って以後の、村及び広域連合で取り組みを行いました事業のおもだったものについて報告を致します。

 まず、4月21日に中川村消防団春期訓練及び観閲式をサンアリーナで行いました。新幹部団員の指揮の下、短期間での訓練としては統率が執れていて、特にラッパ吹奏披露では仕上がりが見事であるとの来賓関係者の声がありました。団員資質を磨き、いち早い消火活動、水防等警戒活動、人命捜索など村民の期待に応えるべく精進をしていただきたいと思います。今年度は、女性団員4人(内1名は一般団員であり救護班所属)、再入団4人を含む16人が新たに入団し、全体では特別消防団61人を含む総団員  174人での団活動が始まっております。

 4月22日には、中川村と南信空撮代表中西徹氏(沖町地区出身)とのあいだで、中川村地域の安全等に関する包括連携協定を締結しました。能登半島地震は、報道されない数多くの山腹崩落を引き起こし、沢をせき止め河道閉塞を起こすなどしています。国土交通省の要請で中西氏等は全国のドローン操縦者とともに、人の踏み込めない山間地の災害撮影、測量で立体地形図面を起こすなど、ドローンの力を遺憾なく発揮してきた経験を基に、村との間で連携協定を結んだものであります。人命捜索や災害発生時の孤立集落との連絡の他、農産物の生育状況や病害虫防除をはじめ、小中学生の安全操作教育などいろんなところで力を発揮するドローンの役割に大きな期待が膨らむものであります。

 4月29日世田谷区立兵庫島公園(多摩川河川敷)の花みずきフェスティバルに中川村物産展のブースを出して物販、地域の皆さんと交流をしてきました。人形浄瑠璃を介して交流の主体である「二子玉川・中川西小交流協議会」のメンバー中川人形芝居保存会、西小学校教頭・担任の先生、西小児童に加えて観光交流センター職員と物産・交流担当課の二課長が参加してきました。
 私も参加し、世田谷区長はじめ関係者にごあいさつし、村のPRを行うつもりでしたが、急な腰痛に耐えられず欠席しました。フェスティバルの様子は、CEK11チャンネルで録画放送されたのをご覧になった方も多いと思います。農産物があまりない時期の物販と捉えるより、交流をとおして村を知ってもらう機会と考えると、出店の意味は少なからずあるとの職員の感想もあり、6月8日に二子玉川小学校体育館で行われる、人形浄瑠璃里帰り公演に同行してきちんとご挨拶をしてくるつもりです。

 5月 10日は、快晴の下で飯沼上の平棚田において、総勢約90人程の参加で手植え、機械植えが行われました。ぱぱな農園の管理になって2年が経過し、伊那食品工業株式会社新入社員三十余名、米澤酒造社員、地元飯沼の関係者の皆さん、村職員、JA中川支所、上伊那地域振興局職員等県職員二十名など、かつてない参加者で、昨年より水田面積が増えた棚田で田植えが出来たこと、伊那食品工業新入社員や若い県職員の皆さん達は初めて手植えができ、楽しくかつ貴重な体験の一日になったのではないかと思います。

 5月の連休は、久々の大型連休となり、観光地は外国人観光客が溢れている光景と、円安で国内観光に切り替えた日本人が多かったという報道に見られるように、インバウンド観光需要が堅調です。駒ヶ根高原入客数が、昼神温泉入客数を初めて上回ったとの報告もあり、長野伊那谷観光局の南信州観光公社と連携した取り組みで、それぞれの強みを繋ぐ新しい観光地づくりの取り組みがリニア時代を見据えたときに、必ず世に出てくるだろうと考えるところです。

 本日臨時会に議論をいただきたくお願いしますのは、報告が1件、承認が6件と工事請負契約の1議案です。

 報告、承認案件は何れも長の権限で専決処分した購入備品の増額変更、中川村税条例・国保税条例の一部改正及び令和5年度の一般会計等の補正予算でありまして、後ほど、副村長、担当課長からそれぞれ説明いたします。

 議案につきましては、先頃中川村歴史民俗資料館新築改修工事の一般競争入札を執行し、落札事業者と工事請負契約を締結するのに議会議決を必要とするものでございます。

 承認案件、議案ともお認めいただくことを改めてお願いしまして開会のあいさつといたします。

令和6年5月16日 中川村長 宮下健彦